噛む力を育てる6つの方法

管理栄養士の日南麻衣(ひなみまい)です。

噛む力を育てるためには?
乳児や幼児がすぐ飲み込んでしまったり
固いものを吐き出してしまったり。
子どもの咀嚼も悩みのひとつですよね。

噛まないと、胃で食べ物を消化することが負担になり、せっかく食べたものが上手く消化吸収できません。
咀嚼力を育むために
小さい時の食生活がかなり大切なのは確かです。

子どもと噛むことについて私の考えを書きます。

①噛むことが辛くない顎をもっている
噛むためには、噛むことができる顎が必要です。
噛むことは、実はパワーのいることなんですよね。
赤ちゃんの顎の発達は、妊娠中の栄養状態などで変わってきます。
弱い顎を持って産まれると、歯並びが悪くなり
噛むことが得意ではない子になりがちです。
これは、すぐに直せるものではありません。
持って産まれたその子の顎で噛みにくい子もいるということを大人が理解しケアしてあげることが大切です。
具体的には、矯正なども選択肢に入ってくるでしょうし、②~の内容を大人がコツコツ気長に実践するしかありません。
また、これから妊娠する可能性がある方は、各種ミネラルやビタミンAなどの栄養素をしっかりとり、 赤ちゃんの顎をしっかり発達させてあげたいところです。
なら妊娠初期にサプリをとりましょうと言うわけではなく、妊娠希望している時から赤身の動物性たんぱく質(肉や魚)や緑黄色野菜や海藻をコツコツ毎日食べることが大切です。

②親がよく噛んでいる姿を見せる
子どもに「よく噛みなさいよ!」と言っている大人は、よく噛めていますか?
子どもは、案外身近な大人の姿をよくみていて真似をする生き物です。
私、思いあたる節がありありです。(笑)

大人がゆっくり食事をしていたら
子どももゆっくり食事に取り組むものかと感じ、モグモグしてくれます。

③噛むことができる食材を習慣的に食べる
うどんや、パスタ、コーンフレーク、パン、バナナなど柔らかいものばかりの食事になっていませんか?
するめやおしゃぶり昆布や煮干、干し芋、固い肉など
をおやつに小さい時からおしゃぶり目的で取り入れるのがオススメです。
ものにもよりますが
するめは、しがむだけなので6ヶ月頃からおしゃぶりできます。
また食事内容も
根菜や、海藻や肉をしっかり食卓に取り入れることが大切です。
いやいやの時期もあります。(特に2~4歳くらい)
それを乗り越えると食べるようになることも多いです。食卓にだし続けること、とても大切です。



④噛みやすい環境をつくる

以前にもお伝えした食べる姿勢を整えやすいように、足がつく椅子や食べやすい机、落ち着いて食べられる環境を作ってあげることがとても大切です。

⑤急かさない
食事のときに大人に急かされることが続くと自然と早食いのリズムがついてしまいます。
やはり気長に子どもの食事に向き合うことが大切です。
特に家で、時間の制約がないときなどは
ママは隣で洗濯物でも畳ながらゆっくり食べていいよーと声かけやお話をしてあげましょう。
食事を30分で切り上げなあかんなどの決まりはないです。
その子のペースを見てあげます。
けれど、ふざけて食べないようなら、食事は終わりにしてもいいと思います。

⑥親が焦らない
何事もそうですが、
咀嚼を治したい!と思って
すぐによく噛む子ができるわけはありません。
まず親が見本を見せて
細かく根気強く見守っていくしかありません。

そんなの無理じゃーい!という方はちょっと子どもと距離をおいてみるのもいいかもしれません。
あなたじゃない誰かに食事を見守ってもらったり
大勢で食事をしてみたり。
案外見えてくるものがあるかもしれません。

また大人自身がゆっくり食事することに意識を向けてみてもいいかもしれません。

以上、私が感じたことを書きました。

参考にしていただけたら嬉しいです!






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KAMOMESTYLE

それぞれのライフワークを生きるための身体と心のサポート事業 代表 吉岡麻衣 管理栄養士/栄養カウンセラー/ヨガ講師/4児の母